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国際万博となる大阪関西万博は過去には1970年 大阪万博(大阪府)、1975年 沖縄海洋博(沖縄県)、1985年 つくば博(茨城県)、1990年 大阪園芸博(大阪府)、そして2005年 愛・地球博(愛知県)についで6回目となる。 国際博覧会には、登録博覧会と認定博覧会の2種類があり、今回開催されている大阪関西万博は登録博覧会でこれまで1970年大阪万博と2005年愛・地球博についで3回目の登録博覧会となる。
私は仕事(ランドスケープアーキテクト/造園家)の関係もあり、70年大阪、75年沖縄、85年のつくば、05年愛・地球博の4博覧会に見学に出かけた。大阪万博終了後は、再開発を求める声が大きかったが「万博の森」として残し、水の広場に注ぐ紅葉滝から紅葉渓のせせらぎなどの設計、75年の海洋博の沖縄民族館周辺の外構設計、85年のつくば博では管理棟周辺の外構造園設計を担当した。思い返してみれば結構携わってきたなぁ〜とつくづく感じるところでもある。
70年の大阪万博は岡本太郎の「太陽の塔」と会場跡地の「万博の森」という二つの遺産を残したが今回の大阪関西万博はどんな遺産を残すのだろうか。 ただ今回の大阪関西万博開催の経緯を考えると、カジノを含む統合型リゾート(IR)構想と一体型の万博と言えなくもなく、個人的には素直に喜び行って見たいとは思えないところがる。【20250422(火)】
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