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6月末に私の3連休があった。 早朝ウオーキングと書斎に行く以外、外に出ることは無く、3連休のあいだ藤田作品に没頭した。お陰で遅読の私がこの3日間で文庫本1冊を読了出来たのは珍しい。
●藤田 宜永著:「さかしま」 角川文庫
【高級クラブのボーイ・福光信輔は、銀座の狭い路地で、美咲が首から血を流して死んでいるのを発見する。数日前まで信輔のいる店で働いていた美咲は、手練手管を駆使して男に貢がせる、やり手のホステス。人間関係も複雑だった。信輔の犯人捜しが空転するなか、またしても同じ店にいたホステスが殺害されて…。大人の保育園ともいうべき夜の銀座の狂躁を通して、虚飾の下に潜む性愛の呪縛を色濃く映し出した長編ミステリー。―本の紹介より―】
好きな作家の一人だが2020年に亡くなったのは残念でならない。 藤田作品の5割ぐらいは読んでいるかもしれないが、藤沢周平さんと藤田宜永作品はすべて読んでみたい。 著者の作品には職人さんを扱った作品や恋愛作品も多く、本作品は恋愛も含めどちらかと言うとミステリーの要素が大部分を占める。 最近暑い日が続いているせいか、自宅でテレビを見ながらでも読めるようになったのは驚きである。【20250702(水)】
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