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昨年(2024年)パリ五輪トライアスロン競技のスイム会場としてセーヌ川が1923年以来、使用されることになったのだが、水質が悪く選手からも不評を買った。しかし委員会は水質改善に努め何とか競技は遂行することが出来た。 そのセーヌ川で5日、およそ100年ぶりに遊泳が解禁され、流れが穏やかな区域にコースロープが張られ、市民が泳ぎを楽しんだ。まさにセーヌ川プールである。 これはまさにオリンピックレガシーと言っていい。
1990年7月、研修旅行でパリとウィーンに行った際、セーヌ川畔を1リットル入りのペットボトルを持って一人で歩いたことを旅行会社の添乗員の方に話をしたら「声を掛けられなかった?あそこは同性愛者のたまり場なのよ」と言われ驚いた。 また、パリからウィーンに回り、冷たいドナウ川で泳いだことも思い出した。
かたや2021年東京五輪トライアスロン競技でスイム会場として使用されたお台場(フジテレビ前)はどうなっているのだろうと調べてみると、今月30日から、普段は遊泳禁止のお台場海浜公園を海水浴場として3年ぶりに開催するらしい。期間は8月7日までと期限付きのようだ。 五輪のレガシー(遺産)として「泳げる海、お台場」をPRする狙いがあるようだが、常設の海水浴場にするにはまだ水質などの課題が残っているようだ。 さてさて日本とフランスの五輪のレガシーの軍配はどちらにあがるのだろうか、これからも注視していきたい。【20250708(火)】
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