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読書日記―23 >>
クマジィ 2025/07/09(水) 03:14
昨日、一昨日の2日間、東京は猛暑日が続き本日も36℃との予報が出ている。いや〜それにしても“暑い”を通り越して“熱い”!!
今日は3年ほど前に購入した麦わら帽子を被って仕事をしようと考えている。
お陰で移植した10株ほどのアジサイの葉はこの暑さでシワがより、クターっとなっているので、たっぷり水を遣ると葉は生き返ったようにピーンと張りつめたようになるから面白い。

●深田 祐介介著:「黎明の世紀」 (株)文芸春秋社

【昭和18年秋、アジア解放を旗印に開かれた大東亜会議。戦後、歴史から抹殺されたその全貌と参加した七人の指導者の波瀾の軌跡を描く。
欧米植民地支配からの解放を謳った、史上初のアジア・サミットの“栄光”。昭和18年秋、戦時下の東京に、タイ・ビルマ・インド・フィリピン・中国・満州の6首脳が参集した…。戦後日本を覆った“ポツダム史観”の虚偽を衝く画期的労作。―本の紹介より―】

著者はJAL(当時日本航空の本社広報室次長)に勤務しながら作家として活躍していて、最初に読んだのが「新西洋事情」だったと記憶している。その後、経済小説『炎熱商人』で第87回直木賞受賞、「神鷲(ガルーダ)商人」、そして今回の著書を30年ほど前に読んだのだが、クマジィ文庫の本棚が一杯になり、すべてを売ってしまい、先日藤田作品をアマゾンで検索していたら本書を見つけ購入して再読した。

大東亜会議に出席したバー・モウ(ビルマ代表)は、「歴史的に見るならば、日本ほどアジアを白人支配から離脱させることに貢献した国はない。しかしまたその解放を助けたり、あるいは多くの事柄に対して範を示してやったりした諸国民そのものから日本ほど誤解を受けている国はない」と語っていたのが胸に堪えた。【20250709(水)】



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