|
ここ3日間ほど、前線が関東辺りに停滞しているようで、猛暑日からは解放されクーラー無しで寝ている。早朝5時からMLBドジャースは投打でオオタニ選手が登場するのでウオーキングは中止して今や遅しと試合開始を待っている。(笑) 明日は山本投手が先発、仕事は休みの上、朝から雨予報なので2日連続で観戦出来るかも・・・
●藤田 宜永著:「ダブルスチール」 角川文庫
【本多陽一郎、四十六歳。かつてプロ野球の名投手と謳われながら、賭博事件に巻き込まれ、八百長投手の汚名をきせられ球界を追われた男。妻の借金絡みの不祥事も公となって、逃れる様に日本を去って十八年。今ではパリのオペラ通りに日本料理店を構え、地味な生活を営む。そんなとある日、本多は一人の少年と出逢う。ミッシェル寺井。アマ野球チームの剛腕投手。本多は寺井をプロ投手として育てあげ、やがて日本へと導いてゆく。汚辱と栄光の過去は時を越えて、東京の空に弾けた――。―本の紹介より―】
最近、片っぱしから藤田作品を読んでいる。性にあっているのかも知れない。 直木賞作家の中で藤沢周平作品が時代物なら藤田作品は逆に現代物でどちらも私の大好きな作家でもある。 作品は珍しく野球を取り上げている。 日系人の少年が草野球で凄い速球を投げるのを偶然見て、プロ野球に育てようとする。確かにむかし、阪神タイガースで牛若丸と言われた阪神で活躍した吉田義男(1989年から1995年までフランスチームの監督としてムッシュ・吉田と呼ばれた)氏が野球普及の指導したことを思い出しながら一気に読んだ。著者が野球を取り上げたのには初めてのことでちょっとびっくりしている。【20250713(日)】
|
|