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先日、「日本政府観光局は22日、米メディア「ナショナルジオグラフィック」が公表した「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に、国内では唯一山形県が選ばれた」とニュースで知った。選出された理由は、「古くからの伝統と神秘的なアウトドア体験ができる点が評価された」とのこと。…東京から300kmなのに「別世界のような静けさ」と落ち迄ついていた。(笑) 欧米人は歩くことが好きな人種のようだから地方の澄んだ空気と緑や川・海と人の優しさだろう。ちなみに23年は京都市、24年は金沢市だった。
私が18歳まで生まれ育った山形県が選ばれたことは素直に嬉しい。 明治11年に来日し東京から北海道まで旅した女性旅行家のイザベラ・バードは「東洋のアルカディア」と、また元駐日大使だったライシャワーさんは山形県を旅して1998年に「山の向こうにもう一つの日本がある」と山形県を称賛してくれている。
私もNPO仲間と山形を旅した三賢者(源義経、松尾芭蕉、イザベラ・バード)の足跡を追って2006年から8年ほどかけて約1,000kmを踏査・検証したことがあった。山形県が一番というつもりはサラサラないが、魅力溢れる県だと実感した。 まず県内を縦横断する最上川、兄頼朝に追われ北国落ちしたときに立ち寄って庄内町清川で一夜を明かした源義経、奥の細道で出羽三山や最上川を詠んだ松尾芭蕉、エデンの園(本人曰く)を旅したイザベラ・バードの足跡を訪ねて故郷の素晴らしさを知ることが出来たのは一生の思い出になる。こうして振り返ってみると選出されたことは自然なのかも知れない。それにしても嬉しい限りである。【20251025(土)】
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