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2003年の「観光立国宣言」から2年後の2005年これも某新聞の「国際ツーリズム」の記事には2002年520万人だった訪日外国人は2004年に613万人と微増したが、フランスは7500万人で断トツのトップ、以下スペイン5100万人、3位はアメリカ、4位は3900万人のイタリア、5位には中国が3300万人と続くが、日本との差は歴然として差が大きい。 フランスなどは大使以下日本人の観光客誘致に必死だったと書かれていることを考えれば、日本の大使や外交官は大使館にワインセラーを造っては悦に入っていると批判された。
観光立国宣言から22年、政治大国、経済大国と言われる日本はついに先進7ヶ国の仲間入りを果たすることが出来たのだが、フランスは1億人、スペイン8520万人、米国6650万人、イタリア5720万人、トルコ5520万人、メキシコ4190万人に次ぐ6位と躍進、インバウンド総収入は2004年には8兆円にも上った。トヨタ自動車の昨年度の収益は5兆円弱というのだから、いかに観光産業の収益が大きいことがお分かり頂けることだろう。
ただ喜んでばかりはいられない。 もともと日本は国土が狭い上に狭隘なところに何とか人間が住みついている。 狭いところに歴史文化も人間も押し合い圧し合いしているのだから、オーバーツーリズムになるのは誰でも考えられるのだが、こればっかりはどうしようもない事実でもある。 私が大阪に転勤していた約2年半、スキー仲間が京都に住んでいたことから週末になると京都を案内して貰っていたが、いつもテレビで拝見する渡月橋などは歩く人もまばらで、団体客と言えば修学旅行生が目立つ程度だった。 詩仙堂(別名苔寺)などは無料で入ることが出来たが、今は有料になり、詩仙堂の見どころでもある苔や鹿威しなどは見学者が多く、まるで上野公園のパンダを見るようにゆっくり見学することなど出来ないだろうと想像する。
訪日外国人が地方を訪れるとまず2次交通をいかに確保するのかという課題がある。 長野県や山形県を頻繁に訪れる機会があったが、自家用車があればいいのだが、レンタカーなどを即運転できるとは思えない。人口減少が進む現在(未来も)乗り合いタクシーやハチ公バスのようなコミュニティバスなどを配属したらどうだろう。一度だけ行ったイタリアのトレビの泉を見学するのも入場料が必要になるというニュースが流れていた。いずれにしても日本はオーバーツーリズムの解消と2次交通をどうするのか課題は多い。【20251222(月)】
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