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夕べは先日山形県への旅に参加して頂いたご夫妻から旅のお疲れさん会を開いて貰い近所にある隠れ家的居酒屋にご招待を受けた。イザベラ・バードがロマンチックな町と称えた山形県金山町の旅がご夫妻にとってこれまで旅した中でもとても気に入ってくれた旅でもあったという。企画した者としてはとても嬉しいことである。
●高任 和夫著:「生き方の流儀/28人の達人たちに訊く」 講談社文庫
【重要なのは意志じゃなくて意地なんです」「非真面目が会社を救う場合だってある」「コンプレックスの引き出しをたくさん持つことができた」。俳優、企業家、作家、宇宙飛行士、僧侶など、年齢を重ねた「達人たち」と語る滋味溢れる言葉の数々―。企業小説の名手が若い世代に贈る、“こんな時代”を元気にさせる対談集。
目次 ヤマト福祉財団理事長 小倉昌男―不公正を挫き弱きを助く直球の仕事人 資生堂名誉会長 福原義春―いつも森羅万象への好奇心に突き動かされてきた 「Zカー」の生みの親 片山豊―異国の顧客に励まされ不遇を悩む暇もなし アナウンサー・司会者 山川静夫―組織にもたれず話芸の職人の心意気貫く 作家 城山三郎―「隣家の好青年」の小悪党ぶりに真っ当な目の高さからの疑義 さわやか福祉財団理事長 堀田力―司法から福祉へ現場の鬼の変わらぬ熱き志 日本文学者 ドナルド・キーン―幾度も悦ばしき学びの大海に漕ぎ出す 音楽家 小椋佳―歌作りは遊びけれど真剣な遊びです 映画監督・シナリオライター 新藤兼人―老人の悟りなんて嘘っぱち、現実との誠実な闘いがあるだけ 物理学者 小柴昌俊―自然体さながらの一心不乱で物の理を極める〔ほか〕―本の紹介より―】
28人分の晩年と言うか第二の人生の生き方が綴られていて、それぞれの流儀が面白い。私も60歳を前に設計の仕事から引退し、勝手連的まちおこし(地域おこし)に第二の人生を送っているが全く悔いはない。お金稼ぎだけが人生ではなく、健康で人に感謝されることで気分がすっきりする生き方もある。本著にもあったが意志というより意地でやっている部分も多いにあるかな。(笑)【20230722(土)】
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