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読書日記―24 >>
クマジィ 2023/11/13(月) 03:50
.gif / 2.3KB 先日夏日になったと思ったら、昨日から急に寒くなり、体調の維持管理が難しい。
ちょっと咳が出て置き薬を飲んで体調を整え治す。早朝ウオーキングには問題なく、却って寒い方が身が引き締まり、暑い時よりも遥かに歩が進む。

●斎藤幸平+松本卓也=編:「コモンの「自治」論」 集英社シリーズ・コモン

【『人新世の「資本論」』、次なる実践へ! 斎藤幸平、渾身のプロジェクト】
戦争、インフレ、気候変動。資本主義がもたらした環境危機や経済格差で「人新世」の複合危機が始まった。
国々も人々も、生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が拡がっている。
崖っぷちの資本主義と民主主義。
この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。  
『人新世の「資本論」』の斎藤幸平をはじめ、時代を背負う気鋭の論客や実務家が集結。危機のさなかに、未来を拓く実践の書。―本の紹介より―】

私がこの本を読もうと思ったきっかけは、10/26日放送のFM東京5時半からの「がまなけんラジオ版学問のすすめ」を聞いてからだった。その番組で作者の齋藤幸平氏がゲスト出演し、作品の内容を聞いたからだった。NPO法人を13年(NPO的な活動の4年を入れて17年)の活動を始めたとき、いつも思ってやって来たのはビジネスよりも、まさに社会貢献活動なので活動費は会費と自己負担でやり切るという覚悟だったからだ。

仕事を通じて感じてきたのは「指定管理者制度やNPO・NGO」は絶対と言っていいほど日本では「行政の下請け化」をしていることに気づいたからで、だったら“勝手連的”に主催者が好きな時に好きなことを会費(当然会員の了解を得る必要があるが)や自己負担でやった方が忖度せず出来ると踏んだからでもあった。
練馬区の女性区長岸本さんの「コモンとケアのミニュシバリズムへ」や齋藤幸平氏の「一人ひとりの神宮外苑再開発反対運動」は実に示唆に富んだ内容だった。近々再読したい作品でもあった。【20231113(月)】



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