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昨日NHK総合テレビで黒沢監督作品の「生きる」が上映された。 高校サッカー決勝と重なったため、ビデオに撮ってサッカー決勝が終わると即「生きる」を鑑賞した。この作品は1952年に制作され、以前から観たいと思っていたのだが、そのチャンスはなかなかやって来ず、念願かなってやっと昨日鑑賞することが出来た。
黒沢作品はかなりの作品を観て来た。 モノクロ映画が多いのだが、ここと言った時の一瞬にカラーになるという、なかなか手の込んだ作品もある。 今回の作品を何故観たかったのかと言えば、「公園」というキーワードが出て来るところが私にとってはミソで、約40年間、都市公園の計画・設計を生業にして来たからというのがその理由だった。
「無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に注ぐ姿が描かれている。」ざっとこのようなもあらすじで、なかなか見ごたえのある2時間30分だった。 昨年の3月、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本によりイギリスでリメイクしたヒューマンドラマで話題になった、今年あたり日本でも公開されることを望んでいる。【20240109(火)】
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