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夕べから降り続いている雨は止みそうもない。 珈琲を淹れクマジィコラムのキーを叩きながら雨音を聴いているのだが、ちょっと風がありそうだ。雨の日のウオーキングは止めてゆったりした気分で珈琲の香りを楽しみ、コラムをアップしたら筋トレに入ろうと考えている。
●真山 仁著:「ロッキード」 文春文庫
【「角栄は本当に有罪だったのか?」今日にいたるまでくすぶり続けるロッキード事件の様々な疑問を解明すべく、著者は事件の全貌を洗い直す。辻褄が合わない検察側の主張、見過ごされた重大証言、そして闇に葬られた“児玉ルート”の真相―。疑惑の背後に、戦後から現在まで続く日米関係の暗部が見えて来る!―本の紹介よりー 目次 序章 霧の中の大迷宮 第1部(アメリカから飛んで来た疑獄;政治の天才の誕生;金権政治家の烙印) 第2部(トライスター請託の不可解;五億円とは何だったのか;裁判所の不実;吉永〓介;毒を喰らった男) 第3部(もう一つの疑惑;児玉誉士夫という生き方;対潜哨戒機;白紙還元の謎;“MOMIKESE”と訴えた男) 第4部(角栄はなぜ葬られたのか) 終章 残された疑惑】
ロッキード事件のことはテレビや新聞で大きく取り上げられ、当時総理大臣だった田中角栄が商社の丸紅から5億円を賄賂として送られた。と報道された疑獄事件だった。 本当に田中角栄は5億円を貰ったのか、逮捕はされたが裁判中に首相は他界、被疑者死亡で結局真相は闇の中のままで終わってしまった。 その真相を明らかにしようと著者はこの本を著した。田中総理は本当に有罪だったのか、当時の判事の一人だった園部さん(現存している)が「もし田中さんが生きて裁判に臨んでいたら、果たして有罪を下せたかどうかは微妙だったかも知れない」と述懐している。 真相に迫る著書は迫力があって実に面白かった。再読したい。【20240406(水)】
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