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読書日記―8 >>
クマジィ 2024/03/31(日) 09:01
.gif / 2.3KB 昨日は東京も開花を迎えたので、近所の目黒川沿いのソメイヨシノはどうなったのか期待して出かけたのだが、まだまだつぼみ状態で花見客が訪れるにはもう少し時間がかかりそうだ。一方、代々木公園はブルーシートでの席取りが盛んだったが、花見客よりもゴミの山が目立っていた。いつからこんなにゴミが出るようになったのか、マナーに問題ありかな・・・

●青木 理著:「時代の反逆者たち」 渇ヘ出書房新書

【 それぞれの分野に精通した、あるいはそれぞれの分野の最前線で事象を追いかけている、まさにその道の信頼できるプロフェッショナルに直接話を訊き、それぞれが蓄積してきた知に眼と耳をそばだてれば、当たり前のことではあるけれど、それぞれの分野の歴史や現状、そして問題点などを広く深く、同時に簡潔かつ端的に縦覧することができる。
その聞き役であり、取りまとめ役でもある私は、いわば最前列でその知を堪能する一個の観客に近いのかもしれない。実際のところ本書には、いまという時代を生きる私たちが眼と耳をそばだて、真摯に思索すべきテーマがいくつも散りばめられ、凝縮されてもいると、最前列の観客でもある私は自負している。
(中略)
 いうまでもなく、それらを本書にもたらしてくれたのは、それぞれの分野で気を吐く9人のプロフェッショナルである。しかも体制や大勢には断じてまつろわない、矜持と覚悟に満ちた9人の稀少で貴重な発言の一つひとつである。
だから最前列で聞き役、取りまとめ役を務めた私としては、9つの章のどこからでもいい、興味を惹かれた一編からでも本書を読み、まつろわぬ者たちが発する言葉に眼と耳をそばだて、真摯な思索の材料にしてほしいと心から願う。―著者からのメッセージー】

勉強になったし、実に示唆に富んだ9人との対談だった。
その中でも特に心に残り、更に深掘りしたいと思ったのは第2章 中島岳志「永遠の微調整としての保守をよみがえらせる」、第7章 齋藤幸平「資本主義でない世界を徹底して考える」、第8章 栗原俊雄「戦後補償問題を報道=運動する」、第9章 金英丸「日韓関係において真の謝罪とは何か」面白かった。即再読したい。こういう本に出合うと嬉しくなる。【20240331(日)】



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