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クマジィ 2024/04/26(金) 07:38
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フジと言えば日本古来の花として万葉集にも詠われていて、その日本を代表する原種・野田藤、色ごとに、うす紅、むらさき、白と順に藤色が移りゆくのが特徴となっている。 むかし設計者として現役の頃、埼玉県羽生市にある大天白公園(通称:フジ公園)の大改修の設計を担当したことがあった。https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2014042100039/ (カッコ内は最近の写真)
名物だった白藤の大木数本が病気に罹り、他のフジにもその病気が移り始めていて、羽生市から改修基本設計を受注し、公園課担当者と現場検証を行った。地元住民の要望は毎年藤の花が咲いているところを見たいので、新しく植え替えるフジも翌年には咲いた状態にして欲しいという強い希望があった。 長くお付き合いのある武蔵浦和にあった植木業者さんにお願いして前年から育てておいてもらうことになった。役所は単年度予算なので年を跨ぐことは普段は出来ない予算編成だったのだが、住民からの要望を無視するわけにはいかず、翌年に跨いで契約することが出来た。
前置きが長くなったが、近所にある大学に臨時職員として勤務して5年目、それまで低木に絡みつき、茫々になっていたフジを造園業者のごとく、丁寧にほどいて剪定したら今年見事に花を咲かせてくれたのだ。嬉しいことこの上無い。 これからはどう育てていくのか、素人植木職の腕の見せどころとなるが、勉強しながら来年も咲いてくれるよう努めていきたい。【20240426(金)】
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