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博物館にあったチラシの中で「野幌森林公園遊歩道マップ」には感激しました。このマップ、私、一時間でも二時間でも見ていられるんです。 小学生の頃、江別市に住んでいました。高学年に入り始めると自転車に乗ることも覚え、行動半径が急激に拡がります。その拡がりのひとつが「ミヅホの沼」でした。野幌の営林署(マップでは「材木育種センター北海道育種場」となっているあたり)を越えると、道はどんどん下り坂になって樹木が鬱蒼と繁る森に入って行きます。原始林の始まりです。その暗い森の静けさの中を内心カラスヘビにビクビクしながら突き進んで行くと終点が「ミヅホの沼」だったような気がする。それ以上、原始林の奥に入るのは無理だと認識してたと思う。今、「野幌森林公園」と名を変えた原始林のマップを見ていると、私たちがウロチョロしていたのは大沢コースと呼ばれる辺りですね。ほんの原始林の一端にすぎなかったんだと驚いています。でも、子どもの眼には結構な魔界に見えたのです。 マップを見ていると、いかに原始林が四方八方から切り刻まれて小さくなってしまったかがわかり胸が痛みます。江別側からもそうだけど、北広島側からも浸食が凄い。現在のエスコンフィールドの手前に家があった福島昭午さんの小説に、切り刻まれる以前の原始林の光景が描かれますが、これなんかに、私、深く感じ入ってしまうんですね。時間的には、物心つき始めた子どもの原始林と、壮年時代の泊原発反対闘争などを経てようやく北広島の地に最終の身を寄せた人の原始林では、その思索には大きな開きがあるけれど、なにか原始林から霊感を感じとっていることが私にはとても嬉しかったのです。
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