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さきに針田和明を失ったばかりというのに、今度は白鳥の死を伝えられた。共にガンによるものだ。その故か、病名は違うかたちでしか知らされず、私達は、やがてまた回復して元気になるものとばかり思っていた。訃報は、そんな思いを打ちのめすかたちでやって来るのだ。 (土肥純光「追想の白鳥昇」)
第140号作業、開始です。画像をご覧になってもおわかりの通り、第140号は「白鳥昇追悼特集」号です。同人たちの追悼文に続いて、昭和37年6月発行の「人間像」第62号に発表された白鳥昇『星は何でも知っている』が再掲載されています。 後半の作品は、佐藤瑜璃『情愛』、土肥純光『忘れ花』、北野広『六十四才の誕生日』、内田保夫『病室にて』。
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