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No.774 への▼返信フォームです。


▼ 「人間像」第76号 前半   引用
  あらや   ..2020/09/04(金) 12:53  No.774
  .jpg / 51.9KB

八月末より「人間像」第76号作業に入りました。第76号、ついに針山和美『支笏湖』の登場です。パラパラと全体を見渡す準備運動の中で見た印象なのだけど、単行本で読んだ『支笏湖』は「京極文芸」版に近く、この「人間像」版『支笏湖』はそれとは違う、いかにも初出形といった印象を受けました。デジタル化が楽しみです。

今日は、巻頭の瀬田栄之助『雪の日記』をアップしました。Windows10パソコンに移って、「人間像ライブラリー」の表示アプリも「えあ草紙2」に自動的に移行したのだけど、なんか傍点の表示が美しくない。ルビ、傍点の嵐の瀬田作品はちょっと被害甚大?

九月ですか。ストーブ、買い換えました。裏の葡萄棚は、もう一週間くらい…


 
▼ 地震のあった日   引用
  あらや   ..2020/09/06(日) 15:56  No.775
  一昨年、胆振東部地震が起こった今朝、北野広『ある断層』と神戸雄三『知恵の悲しみ』の二編をアップしました。
神戸雄三氏の名は初めてなんだけれど、「応待」「出征欲」「涯して」…などの独特の漢字遣いになにか記憶がある。誰だったろう…
このライブラリーが始まって以来の原則ですけれど、旭川刑務所の囚人の明らかな誤植(例:『カインの末商』など)以外、本人が自覚して使っている漢字については「応対」「出世欲」「はたして」などとこちらが修正(?)することは一切していません。また、「ベット」「ハンドバック」といった使用についても作者がそう理解している以上、こちらが差し出がましく「ベッド」「ハンドバッグ」などと直すようなことはしません。当時の平均的日本人の理解・知識がそうであったことを正しく示す意味でも守らなければならない原則と考えています。

一昨年の地震〜大停電。今年のコロナウイルス。三年前、もしあのまま図書館現場に残っていたら、この「人間像ライブラリー」は無理だったろうとしみじみ思います。

 
▼ K町   引用
  あらや   ..2020/09/10(木) 14:04  No.776
  午前中に、針山和美『支笏湖』、上沢祥昭『颱風来る』をアップしました。

 支配人のすすめで千才警察署に捜索願いを出そうと決心したのはK町の自宅に電話が通じないことが分かった直後であったが、そこへ保子と良男君が幾らか緊張した表情で駆け込んで来たのだ。
(針山和美「支笏湖」)

久しぶりに『支笏湖』全文を事細かに読みましたので、長年の疑問にもとうとう決着がつきました。「K町」、つまり「倶知安町」だったんですね。
長らく主人公は札幌の人という頭があって、その札幌の人が支笏湖に車で行くのに、なんで美笛(びふえ)峠を越えて行くんだ…というのが疑問なのでした。まあ、フィクションですから物語をドラマチックにするために背景に美笛峠を持って来たとか、昔はオコタンペ湖側から廻りこむルートがあったのだろうかとかあれこれ考えていたのですが、今回、「K町」の文字を発見して全て氷解。

 Fという部落を過ぎて間もなく、道は峠にさしかかった。せまいことを除けば、想像していたよりも良い道であった。道の両側には麦やスイトコーンの畑が続いていた。この辺の作物も義父の会社で加工されるそうで、盛んに良男さんに話しかけていた。良男さんは大した関心もない様子で、上の空の返事をしていた。小さな峠を二つ越したところで、道が二つに分かれていた。義父は車を止めて道路標識を眺めたり、地図を出して見たりしていたが、初めての道路なので、はっきりしたことは分からない様子であった。
「おじさん、きっと左手の方ですよ。千才鉱山と書いてあるもの」
(同書より)

「F」は「双葉」だったのか… 倶知安から喜茂別を抜けて国道276号を走って行けば支笏湖なのでした。針山和美氏は倶知安の人なのでした。

 
▼ 「人間像」第76号 後半   引用
  あらや   ..2020/09/18(金) 13:20  No.777
  昨日、「人間像」第76号をライブラリーにアップしました。デジタル化にかかった時間、「106時間/延べ日数18日間」でした。収録タイトル数は「1418作品」に。
明らかに速くなりましたね。この波に乗って第77号に入って行こう。

瀬田栄之助『寒い唇のモノローグ』にて、中原弓彦の『汚れた土地』が取り上げられていて非常に興味を持ちました。でも、『汚れた土地』、インターネット「日本の古書店」で8800円の値段が付いていますよ。ほぼ諦めかけていたのですが、なんと!、幸運なことに道立図書館で所蔵していました。やったね。今朝さっそく小樽図書館にリクエストを出して来たところです。中原弓彦は小林信彦のもう一つのペンネーム。1967年は、昭和で言うと42年。私で言うと小学六年生か…



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