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No.832 への▼返信フォームです。


▼ 「人間像」第88号(工事中)   引用
  あらや   ..2021/04/25(日) 09:28  No.832
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第88号は「瀬田栄之助追悼号」。執筆者も通常より多く、採り上げられた作品も多様です。ページ数も250ページを越えていますので、いつもの作業手順(ひとつひとつ作品を仕上げて最後に一冊にまとめ上げる)でやっているとミスが発生しやすい。そこで、今回だけは、最初に「人間像」第88号(工事中)の大枠を作り、そこへ順次仕上げた作品を付け加えて行く方法をとることにしました。ライブラリーにはすでに「人間像」第88号(工事中)が上がっています。少しずつ第88号が出来上がって行く様子もまた一興でしょう。それにしても、もう瀬田栄之助作品を読めなくなると思うと寂しい。

作業は今、各人の追悼文を終えたところです。これから再録作品『八月の群衆』に入り、瀬田栄之助書簡篇に入ります。追悼特集が終わっても蛭子可於巣、古宇伸太郎の長篇が控えていますので、作業は連休を軽くまたぐのではないでしょうか。


 
▼ 八月の群衆   引用
  あらや   ..2021/04/29(木) 14:30  No.833
   こんな言い方は瀬田作品をなんら誹謗するものではありません。先輩に傾倒すればこそで、抑え得ない仲間意識からです。『八月の群衆』に次いで『太陽にさからうもの』『ニッポン・ピカレスク』『問屋場にて』『解放以前』の順で好きです。癌をテーマにした作品は、私としては採りません。瀬田さんがその業病にとりつかれているという事実を背景に評価されているようでもあり、その事実を削除し独立の作品として見たときはどうでしょうか。いろいろと疑いがでてくるからです。
 最後に、この天才的個性をプロ作家に仕立てなかった文芸ジャーナリズムへの不信も、特筆して申し添えたい気持ちでいっぱいなのです。
(蛭子可於巣「面識はなかったけれど」)

 とりかえしのつかない愚痴と知ってのことだけれど、瀬田さんの作品の中で私がもっとも好きだった「八月の群衆」を含めた、抽象小説をまとめて第二創作集としなかったことが、かえすがえすも口おしいことである。
(平木国夫「瀬田さんのこと」)

同感です。五十年後、コロナ下の世界で瀬田作品を読んでいる身には、『八月の群衆』の熱狂が懐かしい。紙ではないけれど、蛭子さんの挙げている作品群、平木さんの云う「第二創作集」は人間像ライブラリーで全て読むことができます。そればかりではありません。もしも『はだしの時代』一万二千百十五枚が残っているのならば、ライブラリーでデジタル復刻したいとさえ考えています。手入力なんか怖くない。

 
▼ 訃報   引用
  あらや   ..2021/05/07(金) 17:05  No.834
  昨日は、瀬田栄之助追悼号の特集最終部分、上沢祥昭宛書簡をライブラリーにアップしていました。「人間像」の現在の編集者・福島昭午氏の訃報が入って来たのは、そんな時です。今年の賀状には「191号の人間像ライブラリー文章、用意しておいて下さい」とあったのだけれど、四月になっても191号の声が聞こえて来ないので少し心配していたところでした。でも、その心配がまさかこんなに早く現実になるなんて。昨日から思いが乱れ、考えがちっともまとまらない。

これから古宇伸太郎『漂流(第三回)』作業に入ります。その向こうには、原稿用紙247枚の巨峰、蛭子可於巣『妄執は草より草に』も待っている。手を動かしていないと、わけのわからない不安に襲われる。この仕事を始めた時から、「人間像」最終号まで突っ走る覚悟はとうに決まっているのだけれど、毎号、ここまで来ましたと福島さんに報告するのが唯一の愉しみだったような部分が私にはあって、もうここからはその甘えもゆるされない孤独な道なのかと思うと身体が自然緊張して来るのです。

この第88号作業が終わったなら、福島さんの絶筆となった『小説・春山文雄と〈第1回〉』(第190号)を人間像ライブラリーに収録したいと考えています。

 
▼ 妄執は草より草に   引用
  あらや   ..2021/05/26(水) 11:47  No.835
  本当に「草より草に」だ。そう、ありたい。

本日、蛭子可於巣『妄執は草より草に』を人間像ライブラリーにアップしました。いつものように作業に何時間かかったといった無駄口を叩かず、次の作品に取りかかろうとしています。まだ第88号は終わっていない。『妄執は草より草に』は、作業の手を止めては、ふっと、福島さんのことを思ったりした、私には忘れ難い作品になりました。

 
▼ 「人間像」第88号(瀬田栄之助追悼特集号)   引用
  あらや   ..2021/05/29(土) 17:29  No.836
  本日「人間像」第88号を人間像ライブラリーにアップしました。作業にかかった時間は「232時間/延べ日数40日間」。収録タイトル数は「1609作品」になりました。
255ページの大冊。扱った図版だけでも28点に上ります。インクも薄く、なかなかに難産の第88号ではありました。

第89号作業は六月からの再開とします。その前に、五月最後の数日を使って福島昭午氏の絶筆『小説・春山文雄と(第1回)』をアップしたいと考えています。この作品は「人間像」最終号となった第190号に発表されました。さあ、これから針山氏や福島氏の青春が始まるんだと第2回を心待ちにしていたのですが、それも適わぬこととなりました。もう第2回はないんだ、第191号はないんだという悲しみの中で仕事する日々です。
人間像ライブラリーの仕事はこれからも続きます。一応、針山和美氏が編集していた第170号までを復刻の対象範囲と考えていましたが、ここに来て「第190号」という明確なゴールが発生したこともあり、範囲を拡大するかどうか考慮中です。「人間像」の他にも、旧「おたるの青空」から派生したテーマ群も含めて、これからの「人間像ライブラリー」についてご意見をお聞かせいただけると有難いです。



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