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Name: 江原パンダ
Date: 2013/02/21(木) 20:54
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Title: 神棚と床の間
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神棚の設置場所の相談です。座敷入り口ドア・仏間・床の間の並びで南に向いています。 色々検討し仏間(1m)の隣(10pの壁有)となる床の間(1m)の上段に設置したらどうかとの提案が出ましたが長老が納得いかないようです。 床の間の上段に神棚を設置するのはあまり良くないのでしょうか? 神様のご機嫌を損なわないように一生懸命考えてほとほと困っています。少々不便でも座敷へえの入り口と予定しているドアを無くして押入れにしてその上段に神棚を設置したほうが良いのでしょうか?(二間続きですのでドアがなくても機能します)
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Name: 宮司
Date: 2013/02/23(土) 14:21
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Title: Re:神棚と床の間
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江原パンダさま
返信が遅くなり、失礼しました。 文章を拝見しただけでは、私は部屋の壁面の配置を今一つ正確に把握できていないかも知れません。 しかしながら、まず大切なことは“お祀りのしやすさ””お参りのしやすさ”だと私は思うのです。 だから「少々不便でも・・・」と無理が多少なりとも生じるような所への設置はあまりお勧めしたくありません。
”床の間の上段”という場所は、場所としては良いのではないかと愚考します。 しかしせっかく床の間なのですから、ここに釘を打って神棚を取り付けるのはお止めになったほうが良いでしょう。
神前に置く祭壇として用いる「八足案(はっそくあん)」またはそれに類した台を神仏具店で設えてもらって床の間に置いて、その上に宮形を安置しては如何でしょう? 高さは立った人の胸くらいの高さにするのが良いと思います。 もとより床の間に置いた花や掛け軸は坐って拝観するものであります。 ここに花や掛け軸のかわりに神棚を安置したとして、不自然はありません。 ただお参りするのは、基本的には膝をついてなさったほうが良いかも知れません。 坐ってお参りする作法を「座礼(ざれい)」と云います。 立ったままお参りする作法は「立礼(りゅうれい)」と云います。 神棚は立礼で祀るのが標準ですが、床の間に安置するのならば座礼で祀っても良いと思います。 座礼といっても、前を通りかかった人があまり見下ろしてしまうような高さでは、ちょっと低いかと思いますので、若干高めに設置するのが良いのではないかと思う訳です。 実際、そのようにして床の間に祀った神棚は意外に多くの家でお見掛けします。 安置した八足案の前に榊や花を活けるのも良いと思います。 床の間は正月に鏡餅を供えることからも判るように、それ自体が神聖味を帯びた空間なのです。 神札を祀るにはとても相応しい場所です。 あとは、ご主人とご家族が美的センスをいかに発揮するか・・・でしょうか。 如何ですか?
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Name: 江原パンダ
Date: 2013/02/23(土) 23:42
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Title: Re:神棚と床の間
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お返事有難うございます。 床の間に神棚という組み合わせが自然に受け入れられる気持ちになりましたし、今まで神棚の事で家族が話し合う機会がなかったのでとても勉強になりました。
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