院長 ..2009/10/31(土) 13:50 No.25 |
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当院では無痛分娩を行っています。
経膣分娩時の痛みを除去、軽快させるための操作で、産科麻酔ともいいます。激痛を訴える人、遷延分娩で疲れの著しい人、分娩のストレスをかけられない人、(高血圧、心疾患、呼吸機能障害などの合併者)に対して行われる。 痛みに弱く、希望者に対して行っています。
分娩第1期ーー子宮口の開口期で、陣痛が始まり、子宮口が全開大、10cmになるまで、初産婦では平均10−12時間、経産婦では平均4−6時間とされていますが、もっと時間がかかる人も多いです。精神安定薬、鎮静薬、鎮痛薬などの内服や注射があります。
分娩第2期ーー子宮口の10cmと全開大してから胎児が娩出するまでです。初産婦では2〜3時間,経産婦では30分〜1.5時間といわれています。
1−持続硬膜外麻酔ー脊髄硬膜外にカテーテルを挿入し、それを通して麻酔薬を注入し、子宮や産道へいく神経を麻酔する方法です。 本院ではほとんどこの方法をとつています。 分娩第1期の子宮口の3−4cm開大の時にはもう硬膜外麻酔を始めています。
2−陰部神経麻酔―会陰または膣壁から長い針を用いて陰部神経幹の周囲に麻酔薬を注射する方法。
3−サドル麻酔ー妊婦を座位にして、高比重の麻酔薬を腰椎間より脊髄間隙に注入し、子宮や産道への神経を麻酔する方法。
4−吸入麻酔ー笑気,フローセン、イソフルラン、セボフルランなどのガスを吸入させる方法。
5−静脈内麻酔ーぺントバルビタールを排臨時(児頭が外子宮口に見える様になつた時)に静脈内に注射する方法。これら麻酔法の選択は、麻酔薬の持続時間、無痛効果,母児の状態などを考慮して行う。
新看護学ー医学書院による。
当院では以上の無痛分娩は皆出来る準備はしています。 無痛分娩は痛みをぜんぜん感じずにお産をすることと思う看護師さんや患者さんが居られるので、分娩前に分娩経過や分娩時の状態を良く説明するようにしています。図や書類のコピーで説明しています。
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