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▼ クラミジア・トラコマチスについて
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院長 ..2010/03/03(水) 15:32 No.36 |
| 性行為により感染するが、性の自由化・性行為の多様化で性器外感染・オーラルセックス(口と性器)などで咽頭炎・扁桃炎が増えています。 感染を自覚する事なく感染を知らずに過ごす無症候性感染の人が有症候性感染・帯下感(おりもの)・下腹痛・性交痛等を訴える人の4倍は存在すると言われています。 無治療で放置すると、感染が子宮内膜・卵管内膜・子宮付属器周囲・骨盤腹膜・肝臓周囲へと広がり卵管閉塞を引き起こし、難治性卵管不妊の原因となります。また、子宮外妊娠の危険があります。非淋菌性尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎等を引き起こします。 急性肝臓周囲炎;腹腔内に侵入したクラミジアが上腹部まで広がり肝臓の表面に感染し激しい症状を示すものです。急性骨盤腹膜炎・急性子宮付属器炎等の劇症例もあります。近年若年女性の症例が増えています。 〈母より新生児に感染する垂直感染〉 産道感染による新生児肺炎(3〜18%)→生後4〜19週に発症 新生児結膜炎(18〜50%)→出生後5〜14日目に発症する等があります。 感染は、性行為とオーラルセックスによるものです。 パートナーの同時治療・治癒までの性交は禁止が必須であり、片方の方の治療がなされず、感染があるともう一方の方に感染するというピンポン感染がありなかなか治癒といかない所です。 互いにお付き合いしたのが始めての人同士のカップルでもクラミジアに感染していなければ感染はありません。不幸にしてどちらかが感染していると相手に感染が起こります。 本院でもブライダルチェックとして結婚前の検査を行っています。ご利用ください。
※クラミジア・梅毒・エイズ等は各地の保健所で検査をされています。問い合わせてみて下さい。
参考文献;産科と婦人科2007Vol.74 No.11 産科と婦人科2008Vol.75 No.11 産婦人科治療2008Vol.97 No.5
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