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▼ 梅子様へ
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院長 ..2008/10/15(水) 16:52 No.17 |
| 帝王切開は、開腹後に子宮と膀胱の所の膜を横に切り開いて膀胱を十分に剥離します。子宮下部横切開をしてベビーを娩出させます。 その後に、胎盤を取り出し子宮の切開した断端を縫合します。剥離した膀胱で断端部を覆います。 2回目の帝王切開は、子宮の切迫破裂がある場合等に行われます。帝王切開後10日〜14日の退院時に子宮造影や子宮内視鏡で縫合不全があるかどうかを調べ、分娩1ヶ月後にも子宮造影を行い、縫合不全があれば3ヵ月後に子宮造影を行います。又、6ヶ月後・1年後と子宮造影を行い子宮縫合不全等の存在を確認します。 この結果は、昭和46年頃大阪の聖バルナバ病院の元院長山村博三先生が発表されています。 その頃、私も子宮内視鏡や子宮造影等の指導を受けていました。 明らかに子宮縫合不全がある時は、2回目も帝王切開となります。又、分娩直前で子宮縫合部の痛みや突っ張り等の異常がある時は帝王切開となります。 帝王切開をされた方は1度は経膣分娩をしたいと希望される方が多いです。しかし、たいていの病院や診療所では反復帝切となる事が多いです。 私の所では、分娩時に帝王切開の準備をして縫合部の痛みや突っ張り等の異常が無い時は、経膣分娩で吸引分娩をして本人に負担をかけない方法で分娩して頂いています。 本院では、だいたい、前回帝切の方は2回目の分娩は51%位の方が経膣分娩です。2回目の帝切の方が分娩される時は十分に注意して、これまた、帝切の準備をして経膣分娩をしています。 帝切の回数が多くなると、帝切の確率が高くなります。3回目の分娩は、注意深く分娩経過を診て帝切か経膣かを決める事になります。 夜間等であれば、準備等が大変です。 当院では、看護師の皆さんを普段から鍛えていますので手術の機械取りが出来、助かっています。 10月10日夜間緊急で9ヶ月胎盤早剥の帝切を行っています。
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▼ 先生へ
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梅子 ..2008/10/15(水) 18:01 No.18 |
| とてもご丁寧にありがとうございます。
可能性はゼロではないという事ですね。 まだ予定はありませんが、もし授かった際は是非先生に診てもらいたいと思いました。ありがとうございました。
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