|
大学のワンダーフォーゲル部を1年半でやめてしまったが、卒業後も何人かと交流があって、さらにその縁でロッジ山旅を訪れてくれるかつての部員たちもある。
私のひとつ上の学年だった女性ふたりが「私たちは日向山に登りたいんだから、アンタ連れて行きなさい」「ヘイ、お供させていただきます」となった。体育会的なクラブではなかったが、学生時代の上下関係は続くものなのである。というわけで7年ぶりの日向山とあいなった。元気なら北東稜というところだが、彼我ともに簡単に登りたい、というわけで矢立石へと車で登った。
色づきが遅いか悪いこの秋だが、頂上付近まで来ると美しい色も見られた。簡単な登山道ばかりで甘やかすのもよくないと、最後は道なき笹藪に突っ込み、学生時代の恨みを晴らした。
頂上の白ザレは風化によって変化が激しい。7年前の写真と見比べても明らかに花崗岩の形が変わっていた。
まったく登山とは関係なさそうな服装をした若者を多く見た。SNSか何かで有名になっているのかもしれない。
|
|
|
|