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       へたうま工房の詩

片寄りをもって 人は生きる  そのわずかな違いが時に個性と呼ばれる  
すぐに答を求めてはいけない 
待つこと・・・人生に結果があるとしても 別解というものがこの世にはあるのだ 
自分を見つめる力 中腰で 耐える力 待つ力 ステレオタイプなヒーローに目を眩まさなたりしなければ 
思いもしなかったような誰かに いつか出会うことができる

幻想を抱いて人は生きる その小さな重なりが時に恋と呼ばれる   
すぐに答えを求めてはいけない 
待つこと・・・人生に別れがあるとしても新たな出会いがこの世にはあるのだ 
自分を 見つめる力 中腰で 耐える力 待つ力 ステレオタイプな愛に 目を眩まされたりしなければ 
想像もしなかったような幸せに きっといつか 出会うことができる

狂気をもって 人は生きる そのわずかなずれが 時に 志と呼ばれる 
 すぐに答えを求めてはいけない 
待つこと・・・人生に誤解があるとしても沈黙という手がこの世にはあるのだ 
自分を見つめる力 中腰で耐える力 待つ力 ステレオタイプな知性に目を眩まされたりしなければ
 予想もしなかったような和解にいつか出会うことができる


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 陶芸は土が炎の洗礼を受けて生まれ変わる転生芸術である。
それはあたかも1つの宇宙が超新星となり、その構成物質が焼き尽くされ
新たな宇宙となる輪廻のごとき因果律に似ている。
老いも若きも陶芸に魅せられるのは、その因果律を
タナゴコロのうちに感じるからである。
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 ◆ ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い     [返信] [引用]

 

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私は読書が好きです。特に文学は好きですが系統立てて読むということはできません。大学も1年行ったきりで授業料未納で退学になった程度ですので、専門知識もありません。
 最近白内障が出てきたこともあり、本が読み辛くなってきましたので、手術をそろそろ考えるといいかもしれません。なにせ本を読むのが好きですので、白内障を何とかする必要があります。
 それはさておき、ハヤブサネット読書会ですが、対象は土木の専門書でもなければ国土交通白書でもなく『文学』です。土木の本しか読んでないという人のことはバカの壁的に言うと「専門バカ」です。例えばどのような社会的事象や事件も全部技術士の試験問題に読み替えてしまうという人たちは典型的な専門バカ病です。

 そんな毒舌はさておき、対象は文学ですが文庫本で手に入れるものを対象にします。古典はこちらに素養がないので基本的に省きます。ジャンルは問いません。世界文学又は日本文学で日本でいえば明治以降としようと思います。それでは始まり始まり!


..2020/06/20(土) 06:56 No.16131
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

月と六ペンスはサマセットモームという20世紀のアメリカ文学を代表する作家がゴーギャンをモデルにした小説で、人間の絆と共にモームの代表作です。

..2020/06/20(土) 07:15 No.16132
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

あらすじはウィキペディアから拾います。

➀ 作家である私は、ストリックランド夫人のパーティーに招かれたことからチャールズ・ストリックランドと知り合う。ストリックランドはイギリスの証券会社で働いていたが、ある日突然家族を残して消えてしまう。私は夫人に頼まれ、ストリックランドがいるというパリへ向う。私がストリックランドのもとへ向かうと、駆け落ちしたといわれていた女性の姿はなく、一人で貧しい生活を送っていた。話を聞くと絵を描くために生活を捨てたという。私は彼を批判するが、彼はそれをものともしない。夫人は私からそのことを聞くと悲しんだが、やがてタイピストの仕事を始めて自立していった。

A それから5年後、私はパリで暮らしていた。以前にローマで知り合った三流画家のダーク・ストルーヴのもとを訪れ、彼がストリックランドの才能に惚れ込んでいることを知る。ストルーヴに連れられストリックランドと再会するが、彼は相変らず貧しい暮らしをしていた。それから私は何度かストリックランドと会ったが、その後絶縁状態になっていた。クリスマスを前にしたある日、ストルーヴとともにストリックランドのアトリエを訪れると、彼は重病を患っていた。ストルーヴが彼を自分の家に引き取ろうとすると、妻のブランチは強く反対した。夫に説得されてストリックランドの看病をするうちにブランチは彼に好意を寄せるようになり、ついには夫を棄ててストリックランドに付き添うが、愛情を受け入れてもらえなかったために服毒自殺してしまう。妻の死を知ったストルーヴは、ストリックランドへの敬意を失うことなく、故郷のオランダへと帰って行った。私はストリックランドに会って彼を再び批判した。その後私が彼と再会することはなかった。


B我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
ストリックランドの死後、私は別の用事でタヒチを訪れていた。そこで彼と一緒に仕事をしていたというニコルズ船長に出会い、彼が船乗りの仕事をしていた時のことを聞く。貿易商のコーエンはストリックランドを自分の農場で働かせていたことを話す。宿屋のティアレは彼にアタという妻を斡旋したことを話した。彼の家に泊まったことのあるブリュノ船長は、ストリックランドの家の様子を話した。医師のクートラはストリックランドがハンセン病に感染した晩年のことを語り、彼の遺作は遺言によって燃やされたとしている。私はクートラ医師の所有するストリックランドの果物絵を見て恐ろしさを感じていた。

C ロンドンに帰った私は彼がどのような生涯を過ごしたのかを伝えようとストリックランド夫人に再会する。タヒチでのストリックランドのことを話し終えた私の頭には、彼がアタとの間に儲けた息子が、大海原で船を操っている姿が浮かんでいた。


..2020/06/20(土) 07:27 No.16133
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

私がこの小説と最初に出会ったのは高校三年生の教科書の中でした。
その時どの部分が抜粋されていたかはわかりませんが、Aのストルーブの奥さんのところだけでないことは確かです。高校生に読ませるにはいかにもどぎつい。おそらくBの部分だったと思われます。

 何せ「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」ですからね。あの当時土木科の生徒だったのに文学かぶれし始めていたので、芸術至上主義的に「ああゴーギャンは素晴らしい」とでも思ったかもしれません。

もしその時「月と六ペンス」を全編通読していたら、おそらく全く異なった感想を抱いたに違いないと思います。何せ命の恩人ともいうべき友人の奥さんが誘ったとはいえ寝取ってしまうのですから何ともすさまじい話です。


..2020/06/21(日) 05:09 No.16134
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

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おそらくこの絵を見てモームはAのストルーブの女房とのドラマを思いついたと思います。

..2020/06/21(日) 05:17 No.16135
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

この絵に関してはこんな評価がなされています。
『ゴーギャンの最初期の作品。裸婦が縫い物をする場面だが、腹がたるみ尻には肉がついている。絵画のオーソドックスな女神像や理想の女性像とはあまりにもかけ離れたモデルを描き、現実的でありのままを表現している。作家ユイスマンスは以下のような批評を述べている。
「ここに描かれる人物は現代の娘、それも出品用にポーズをしていない娘である。淫らでもなければ気取ってもいない。ただ裁縫に没頭している姿なのだ。しかも娘の肌は一点の染みも無いような滑らかな肌でもなく薔薇色に輝くわけでもない。腹は垂れ、深い皺がよる真実の姿だ。石膏像の模写で学んだ手法でアカデミックにモデルを描く画家に嫌悪感を覚える私にとって、この画家を喝采できることは真に幸いである」


..2020/06/21(日) 05:19 No.16136
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

ノンフィクションとしてのゴーギャンは
C 1848年6月7日、パリにて生を亨ける。二月革命による混乱の最中だった。父クロヴィスはリベラル系のジャーナリストだったが、ポールが1歳になる前に急死。新政府による弾圧を恐れ、また、新天地における新聞発行を決意し、家族とともに南米ペルーのリマに移住していた。その後、ゴーギャンと母アリーヌは帰仏。1865年、17歳になると、航海士として、商船で2年間、フランス海軍で3年間の計5年間、世界の海を巡った。この時期に、彼は普仏戦争に参加し、また、母アリーヌが亡くなった。その後、パリの株式取引所の株式仲買人となり、1873年11月、デンマーク人家庭教師のメット・ガットと結婚、5人の子供にも恵まれた。1880年になると、庭とアトリエのある郊外の大きな家に転居する。庭は子供たちのため、アトリエはゴーギャンの趣味の絵を描くためだった。

D 1874年にカミーユ・ピサロと出会い、彼を通じて印象派の画家たちとの交流が始まる。印象派展には1879年から参加し、その後、同展には常に出品し続けた。1881年、ピサロやセザンヌと共に制作を行う。その翌々年、株式相場の大暴落に不安を覚え、画業への専念を決意。
E 1886年にはエドガー・ドガと知り合い、また、ブルターニュ地方のポン=タヴェンを拠点として制作を開始。エミール・ベルナールやシャルル=ラヴァルらと出会い、ポン=タヴェン派が生まれる。その特徴的な様式はクロワソニズムと呼ばれる。1888年には南仏アルルにおいてゴッホと共同生活を試みるが、双方の個性が強烈であったが故に衝突が絶えず、ゴッホの≪耳切り事件≫により共同生活が破綻する。翌年、パリ万国博覧会で象徴主義展を開催。また、この頃に、ルドン、モンフレー、マラルメらの象徴主義の画家たちとも交流する。

F 1891年4月、フランス領の熱帯地タヒチに移住。西洋文明に希望を見いだせなくなったためだったが、彼の地では貧困や病気に悩まされ、翌々年に帰仏。しかし、パリにも居場所はなく、1895年にタヒチを再訪。彼の地においては、貧困・病苦に悩まされながら精力的な制作活動を行うが、妻との文通の途絶や娘アリーヌの死により絶望感に囚われ、遺書的な大作『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』を仕上げる。後、自殺を試みるも失敗。地域の政治論争に関わりながら、1903年に死去。


..2020/06/21(日) 05:32 No.16137
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

モームが描いたストリックランドは「詩と真実」でいう所の詩に該当すると、モームは確信している。真実はC〜Fです。
                         明日に続く


..2020/06/21(日) 05:40 No.16138
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 愚鈍     [引用]

 

 なるほど、文学とは人間を知るための芸術なのですね。
 小生はそのような動機で読書したことは一度もありません。
 私が本を読むのは、生きる勇気を貰うためだけのような気がします。そのせいか、司馬遼太郎、藤沢周平などの時代小説ばかりを読んできました。
 作中の武家の凛とした生き方に愚かな自分を重ねて困難を乗り越える力とさせてもらっていました。
 そのせいか、この歳になっても人間的な深みなど、どこを探しても私には無いようです。我ながら呆れてしまいます。


..2020/06/23(火) 08:39 No.16139
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

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今、手元に月と六ペンスの文庫本がないので、ページ数を後で書き込みますが、タヒチ移住後のストリックランドが死んだあと語り手である小説家が現地の人達からストリックランドのタヒチでの生活と最後の大作(≒我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか)をタヒチの山奥で仕上げた後、ハンセン氏病で死ぬことが語られています。

この部分が最も感動的なシーンですが、作者モームの言いたいことはこのシーンではなく、その後の最後の1ページに込められています。ストリックランドとタヒチの少女との間に生まれた青年が屈託なくスクーナー(帆船)の上で現地のダンスを踊り狂っているシーンですが、その前のシーンで作者の知り合いの将来を嘱望されていた天才的な医者が、フランスの職場を何の惜しげもなく捨て、アフリカの小さな港町が自分の住むべき場所であるという啓示を受けたその地で、地位も名誉もなく、ごく平凡だけれもこの世に生まれてきた甲斐のある人生を過ごしているという報告を受けるというシ−ンが挿入されています。
「人は天啓ともいうべき直感が働く事があるというのです。その啓示に従って生きることこそ充実した意味ある人生であり、地位や名誉などごみのようなものなんだよ」というのが、作者の伝えたいことだったのですね。


..2020/06/24(水) 00:03 No.16140
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

私は作家として比較すると、司馬遼太郎より山本周五郎のほうが好きです。、例えば「虚空遍歴」なんかはまさに「月と六ペンス」ですね。
 藤沢周平は山本周五郎を尊敬していて彼の書いた小説は私も大好きです。藤沢周平は司馬遼太郎と違い歴史上の有名人物はほとんど取り上げませんでしたね。例えば宮本武蔵を取り上げているけれど、だまし討ち専門の卑怯な男の代表として描いていますね。
しかし、織田信長もだまし討ちなんかはしょっちゅうで、戦国とはそういう時代だったのですが、江戸に入ってそれは卑怯だという儒教に基づく政策が行われたですね。赤穂浪士だって吉良上野をだまし討ちにしたということです。嗤
 孫氏の兵法なんてだまし討ちの連続でしょう。それ自体は悪でもなんでもありません。食うか食われるか、騙されたら騙される奴がばかなので戦国とはそういう時代でしょう。だから、信長は戦国時代に腐るほどいた下克上の一人だっただけですね。それがたまたま運にも恵まれながら天下布武を成し遂げた。
でも信長の最終目標はチンギスハーンを理想として、世界征服を目指していたと思います。信長は木下藤吉郎と明智光秀には話していた。
でも藤吉郎は単なる太鼓持ちなのでお世辞ばかり言う。しかし、光秀こそ信長の世界征服の補佐役だと妄信していたと思います。
面白い逸話があって本能寺の変の折、なんと襲撃してきたのは「信忠か」といったそうです。まさか光秀とは思ってもいなかったのですね。だから「是非に及ばず」なのですね。言ってみれば青天の霹靂でしょう。
 話が脱線しました。「月と六ペンス」の読書会もそろそろ終了ですので、次は山本周五郎の「青べか物語」を取り上げたいと思います。

そうそう「HNきしめんさん」も確か山本周五郎や藤沢周平を尊敬していました。


..2020/06/24(水) 00:24 No.16141
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

追伸:小説は芸術ではなく読物だと思います。芸術はもともとアートを翻訳した造語で絵画・彫刻・音楽・バレエetcをひっくるめて芸術と訳したと思います。
一方、西洋人は仏像を彫刻だと思っています。もともと日本には芸術なるものは存在していません。
日本画ではなく、錦絵・襖絵・掛け軸とか、オペラではなくて平家琵琶です。それを芸術なんぞというから日本の近現代は狂ってしまったと思います。戯曲では無く歌舞伎ですし、西洋人はあれもアートだという目で見ています。
日本人が、キリスト教のゼウス≒創造主を、大日如来と思って信仰したのと同じです。この辺りは遠藤周作の「沈黙」を読むとよくわかります。


..2020/06/24(水) 00:49 No.16142
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 愚鈍     [引用]

 

 愚鈍な小生が芸術について語るのは相応しくありませんが、かのホワイトヘットは「芸術は人類がその生存のストレスに対して示した精神病理的な反応であると言ってみることができる、・・・芸術は、それがいわばひらめきの中で事物の本質についての内密な絶対的心理を啓示するときに、人間経験において治癒的な機能を持つ」と言っている。
 このことは、死刑囚たちに最も際立った形で例証されるようである。ある死刑囚は言う。
 「俳句に興味を持ってから、その日その日が短すぎて仕方がない。身も心もぞくぞく嬉しく晴れ晴れしい心境を十分に味あわせて頂きつつ、ひとしお修養させていただいている」
 私にとって芸術とは、生きる力を与えてくれる全てのものである。ある時は歌謡曲であるし、ある時は絵画、ある時は和歌でもあります。
 生きる力を与えてくれるももの・・・・それが芸術かなと思います。


..2020/06/27(土) 10:55 No.16149
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ピカソは精神を病んでいた    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

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ホワイトヘット「芸術は人類がその生存のストレスに対して示した精神病理的な反応であると言ってみることができる、・・・芸術は、それがいわばひらめきの中で事物の本質についての内密な絶対的心理を啓示するときに、人間経験において治癒的な機能を持つ」と言っている]

へえ!核心をついています。20世紀の西洋美術はまさに「芸術は人類がその生存のストレスに対して示した精神病理的な反応である」という負の部分だけを追求したのです。
その代表がピカソです。写真を見てお分かりいただけると思いますが、精神を病んでいる人の絵です。



..2020/06/28(日) 02:40 No.16151
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

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ゲルニカは健全です。おそらくピカソは「スペイン市民戦争に介入したナチスドイツやイタリア軍が、スペイン・バスク地方にある村ゲルニカの無差別爆撃した出来事」でどこか心が壊れてしまったのだと思います。

..2020/06/28(日) 02:55 No.16152
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ピカソは精神を病んでいた    ++ 風の魔法使い=ピカソは心を病んでいた     [引用]

 

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しかしこの部分拡大図からわかるように、この部分が彼の精神を破壊していったと思います。その原因はナチスドイツによる無差別殺戮です。
 ピカソは終生このトラウマから立ち直れなかった。この辺りを小林秀雄は直感的に悟っていました。「ピカソは無明だ」と言い切っています。
ピカソに対して日本人の心の根っこにある文化はプレ縄文なので、一部の跳ねっかえり美術評論家やピカソの真似絵描きを除けば健全なものだと思います。


..2020/06/28(日) 02:57 No.16153
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ピカソは心を病んでいた    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

ウィキペディア「ピカソは仕事をしているとき以外は、一人でいることができなかった。パリ時代初期には、モンマルトルの洗濯船やモンパルナスに住む芸術家の仲間、ギヨーム・アポリネール、ガートルード・スタイン、アンドレ・ブルトンらと頻繁に会っていた。」
その原因は「19歳のとき、親友のカサヘマスが自殺したことに大きなショックを受け[10]、鬱屈した心象を、無機顔料のプロシア青を基調に使い、盲人、娼婦、乞食など社会の底辺に生きる人々を題材にした作品群を描いた。現在「青の時代」という言葉は、孤独で不安な青春時代を表す一般名詞のようになっている。」
とウィキペディアで解説されています。そのとおりだと思います。


..2020/06/28(日) 03:21 No.16154
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

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これに比べればまだゴーギャンは健全ですね。タヒチにいってヨーロッパ病から完全に開放されています。

..2020/06/28(日) 03:39 No.16155
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

ゴーギャンは精神を病んではいません。19世紀のヨーロッパは少なくとも精神病の時代でなかったです。

..2020/06/28(日) 03:45 No.16156
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ピカソは精神を病んでいた    ++ 風の魔法使い=嗤うセールスマン     [引用]

 

ピカソは女性に救いを求めたけれど根本のところを直せなかったので
何度も離婚と結婚を繰り返しています。


..2020/06/28(日) 03:48 No.16157
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ホワイトヘッド    ++ 風の魔法使い=ヘボ絵描き     [引用]

 

ホワイトヘッドってどんな人なのですか?「芸術は、それがいわばひらめきの中で事物の本質についての内密な絶対的心理を啓示するときに、人間経験において治癒的な機能を持つ」
こんな西洋人もいるのですね・・・。


..2020/06/28(日) 03:52 No.16158
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=ホワイトヘッド    ++ 愚鈍     [引用]

 

> ホワイトヘッドってどんな人なのですか?

 小生はそれほど博学でもなく、読書家でもありませんので彼の著作を直接読んだことはありません。
 彼の言葉は、神谷美恵子氏の著作に多く引用されていて彼女の著作から知った次第です。彼女は精神科医でライ病の人達の精神的な支えになった医師のようです。彼女の著作にも救われました。
 



..2020/06/28(日) 08:52 No.16159
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

私の場合は家庭菜園に救われています。4月初めから気合を入れなおして6月終盤ほぼ三か月ですが、23種類、種もあれば苗もありました。今日は夕方から東山を作るためのサツマイモを定植しに行きます

..2020/06/28(日) 17:11 No.16160
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 愚鈍     [引用]

 

> 私の場合は家庭菜園に救われています。

 自ら肥料を施し、水をやった家庭菜園の作物が花をつけ実を付けるのを見るのは現実の利害や効用を超えた喜びを感じる心が人間に本来備わっているのでしょうね。
 この心はごく幼い子供にも認められますから人間の生得の素質なのでしょう。このことは、太古の遺跡に残された洞窟画にも見られ
古代人の芸術的な心の発露なのでしょう。
 芸術的なものが古代人の厳しい生活を内面から支えたと言えるのではないでしょうか。
 



..2020/06/28(日) 17:33 No.16161
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 愚鈍     [引用]

 

 上の文章は何か変でした。
 書く始めたら友人から電話があり、話しながら書いたせいです。
 願わくば削除してください。


..2020/06/28(日) 18:14 No.16162
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

それでは書き直したものをアップしてください。
その後、仏用なら削除したいと思います。お願いします


..2020/06/29(月) 04:34 No.16163
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=酔筆家    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

私なんんか大酒呑んでアップすることもありますし、酒飲んで一寝入り後アップするのは日課です嗤。かえって本音を素直に書けます。

..2020/06/29(月) 04:38 No.16164
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

さて、話をゴーギャンに戻します。ゴーギャンの実生活でいうと、奥さんとは知り合った時から趣味で絵を描いていることを話していますし、結婚後はアトリエも持っていました。
したがってストリックランドのように突然家出したのではありませんし、芸術の魔術に憑りつかれたのでもありません。また家族にも頻繁に手紙を書いています。
 ゴーギャンが絵筆一本で生きていく決心をしたのは1929年の大恐慌で株が大暴落し、
株式仲買人の生活に不安を覚えたからです!一方、絵の才能には強烈な自信があったので、絵で家族を養えるとまあ、妄想したのです。ところが当時は写実全盛で比較的リアルだったモネの絵さえ売れないのですから、まあ、ゴーギャンの自己認識はひどいものでした。嗤


..2020/06/29(月) 04:53 No.16165
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=日本画家     [引用]

 

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この絵は前期の代表ですが、神父をヘッドロックしているのがわかるでしょ。で手前の女性たちは、ざまあみろと言うか「ご臨終!アーーーーメン」といっています。当時のカトリックは神父も陰に回ると妻帯はまあ黙認しても女は買うわ深酒するは、挙句の果ては後家さんを誘惑するわで放蕩のかぎりをつくしていたんですね、嗤
だから女性たちは「くたばっちまえ!アーーーーーメン♪♪」なんです。そういう社会批判をするものだから、絵が売れるはずがありません。当時はルネッサンスの肖像画がデンとど真ん中に居座っていたのです。


..2020/06/29(月) 05:08 No.16166
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

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現実のゴーギャンは妻帯者であるこのモデルにも手を出しているからまあ見下げたものです嗤。
パリ時代のゴーギャンはまるでルノアールもビックリのデブッチョの便秘で下腹ボッコリが好きだったのですね。


..2020/06/29(月) 05:18 No.16168
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=月と六ペンス    ++ 風の魔法使い=楽農家     [引用]

 

さていずれのゴーギャンが本物であるかという両方ともゴーギャンの中に同居しています。これがモーム描くところの「詩と真実」なのです。

..2020/06/29(月) 05:27 No.16169
 ◆ Re:ハヤブサネット読書会=酔筆家    ++ 愚鈍     [引用]

 

> 私なんんか大酒呑んでアップすることもありますし、酒飲んで一寝入り後アップするのは日課です嗤。かえって本音を素直に書けます。

 小生の「16161」の文章、何か言葉遣いが変ですよね。
 文章の趣旨は変わりませんから書き直すつもりはありませんが、
技術士さん達の掲示板に掲載するには相応しくない言葉遣いかと思います。
 受験生諸氏は、答案を書く際にはくれぐれも注意力散漫にならないようにしてください。注意力が不足すると小生のような文章になってしまいます。


..2020/06/29(月) 14:17 No.16170








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