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読書会BBS

 
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▼ 図書館戦争   [RES]
  あらや   ..2008/09/16(火) 10:19  No.137
  今頃、読んだ。

「図書館の自由宣言」を「図書館法」の第四章に持ってくる…というのはアイデアでしたね。おそらく、これを思いついた時、やって行ける!となったのではないでしょうか。

「1・2の三四郎」を読んでほんとにプロレスラーになった人間を知っているから、「図書館戦争」を読んで図書館司書をめざす人だって出てくるのではないだろうか。(射撃訓練ないんですかぁ?とか言うなよ…)

読んでいて、ちょっと横田めぐみさんのことを思い出した。三十年前の拉致された日、めぐみさんは寄居中学校図書室に本を返却し、そこで新しい本を借りています。もしも北朝鮮に通学カバンが残っているなら、その中にはきっと図書館から借りた一冊が入っているだろう。(バドミントンのラケットだってちゃんと残っていたのだから、本がある可能性は高い) 「督促(不明本調査)」の名目で図書特殊部隊・堂上班の出動とはならないものか。

メディア良化委員会VS図書隊の描き方も面白いのだが、個人的には、図書隊の中の原則派VS行政派の確執がとても面白かった。この「行政派」というのは、おそらく学校図書館や大学図書館ではあまり見られない、公共図書館独特の産物と思いますが、描写が変にリアルで、きっと有川浩に図書館イメージをアドバイスしている人は都府県立あたりで現実に「行政派」に苦労している人なのではないかと推察いたしましたです。



▼ 定本久生十蘭全集   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/08/25(月) 23:05  No.134
  国書刊行会HP http://www.kokusho.co.jp/series/hisaojuranzenshu.html

第1回配本の「小説1・1933−1938」発売が10月10日。1冊1万円は貧乏人にはイタいけれど、なんか頑張ってみようか…と思い始めている今日この頃です。年4回の配本ならなんとかシノげるかな(車もテレビも捨てればいいし…)とも思い、完結の2011年まで生きていられるかな(仕事あるかな…)とも思う。なかなかに迷います。十年前に買っていた「ブロンテ姉妹全集」、ほとんど読んでいない!という恥ずかしい実績もあるしなぁ。

オフィシャルサイト準備委員会 http://blog.livedoor.jp/hisaojuran/

「久生十蘭オフィシャルサイト準備委員会」というものがもうできているんですね。(今日、国書刊行会のHPを探していて、それで知りました) パリ遊学時代の久生十蘭の写真など、貴重な資料が公開されています。うーん、「母子像」とか、久しぶりに読みたくなった! (しかし、四十年前の三一書房版に、こんなに未収録の作品があったなんて、ほんとに吃驚だ)



▼ カイシャデイズ   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/08/25(月) 23:00  No.133
  北海道新聞の若者向け書評欄(図書選定の参考で毎度お世話になっています)で北上次郎氏がベタホメしていたので読みました。なんていうのかな、以前NHKで「トップセールス」というドラマをやっていたけど、あのドラマと同じく、次の章、次の章と息せき切ってあっという間に読んでしまいました。こういう会社(人間)ドラマのおもしろさ、アメリカ人や中国人にはわからないだろうなぁ。職が見つからなくて鬱々している人は、図書館に入っていますから読んでみてはどうでしょう。


▼ ポニョ   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/08/12(火) 01:09  No.130
  少し時間があったので、映画館へ。

毎度の技なんだけど、水に沈む街の映像をやられると涙腺がうるうるしてしまう。(トンネルの向こう側へ…って技には平気なんですけれどね)

物価高騰で、ほんとに車は少なくなった。道路はすいすい。観光地でもある私の町も、夏休みにもかかわらず駐車場はけっこう空いていたりする。みんな遠出しない。かなりの近場志向の世の中みたいですね。さだめし映画館なんか子ども連れで溢れかえっているんだろうなぁと恐る恐る近づいていったのだけど、なーぁんにも心配する必要なんかなかった。席、半分くらいしか埋まっていませんでした。宮崎駿をもってしてもこーなんだから、ほんとにこの物価高騰は深刻かもしれない。トトロほどにはわかりやすくはないポニョみたいな感じで、子どもの脳にあれこれ不透明な記憶を残すのではないでしょうか。(でも、不透明ってことは大事なことだと思います)

帰りに、中古レコード屋で、尾崎豊トリビュートの紙ジャケ版、ブルーとグリーンの揃いをついにゲット。(揃っているの、初めて見ました) いい休日だった。


 
▼ ブルー  
  あらや [URL]   ..2008/08/25(月) 22:56  No.132
  ここのところ、「ブルー」ばっかり聴いています。
一曲目。「ダンスホール」をベタの二拍三連で押し切ってしまうというのはアイデアでしたね。あと、「街路樹」をニール・ヤング風のフォークでやってしまうというのも、けっこう気に入った。
宇多田ヒカル以外、どんな歌手でどんなヒット曲があってどんな人たちにウケているのか全然知らないから何か言う資格はないのだけれど、歌がちゃんとしていれば、誰がどんな風に歌ってもちゃんと響いてくるものだと改めて感じました。


▼ 北海道人   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/08/12(火) 01:14  No.131
  http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/ssk/06map/menu.htm
最近、道庁のホームページに松浦武四郎の「東西蝦夷山川地理取調図」がデジタル復刻されているのを知って、改めて感動を持ってプリントアウトを眺める毎日です。生活のため「謎のプリンス」で中断しているハリー・ポッターを(最終巻が出たのを機会に)読んでしまおうと思っていたんだけど、なかなか、この江戸時代のガンダルフが語りかけてくる物語がおもしろくて、なかなか「謎のプリンス」どころではない。「近世蝦夷人物誌」にこの地図が加わって、もうとっても興奮する今日この頃なんです。

佐江衆一「北海道人―松浦武四郎」は、「北海道を知る百冊」の筆頭、第一番目にあげられている本なんですね。(ふうーん) なるほど、ガンダルフではあった。



▼ 時が滲む朝   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/07/28(月) 17:49  No.128
  楊逸(ヤン・イー)のインタビューは、前作「ワンちゃん」が芥川賞候補になった時に小樽へ帰る車の中で聴きました。ごく普通の中国の大衆とはこういうものなんだろうなと思った。ごく普通の、学校教師や役人レベルの知識人とは、たぶん、こういうものなのだろう。(これをみると、聖火リレーに動員された留学生のインタビューとか、四川大地震への自衛隊機派遣にコメントする現地民衆の言葉とかが、いかに国家統制のもとに発信されているテレビ用プロパガンダにすぎないかがよくわかる)

「下放」。(たしか、こんな言葉だったように思う) 主人公・梁浩遠の父は、毛沢東の「文化大革命」によって、地方の農村に大放出された学生たちのひとりであったことが、この小説の隠れたモチーフのように思えます。なぜなら、この学生たちこそ、中国における「団塊の世代」そのものなのだから。「団塊」というマスが持つ政治的起爆力を飼い慣らし、自らの権力闘争に利用しようとしたのが毛沢東の「文化大革命」だったという一面がある。

梁浩遠の父は、毛沢東が失脚した後も、北京に戻らず地方にとどまることを選ぶ。まさに「下放」政策の優等生。そして、父が地方にとどまったが故に、ここから梁浩遠や謝志強の物語「時が滲む朝」が始まることにもなる。「団塊の子どもたち」。私には、梁浩遠たちが叫ぶ「我愛中国」というスローガンには、単なる民主化要求以上のいろいろな想いが混じり合っているのだと感じる。(自分たちでも統御できないくらいの想い。だからこそ、父親同様、国家権力の思惑をどこかで乗り越えて行く可能性があるのだが…)

調子が「されどわれらが日々」。すでに「東京島」を読んでしまっている2008年夏の私には、中国の「団塊の子どもたち」はなんとナイーブなのだろう!(テレビに出てくる「中国人」とずいぶんちがうじゃないか)と吃驚してしまいますが、まあ、第二世代だとこんなものなのかな…とも思う。はっきりしているのは、「蟹工船」なんかなくても「東京島」は必ず生まれてくるが、「されどわれらが日々」がない土壌からは「東京島」は生まれてこないということ。


 
▼ 東京島  
  あらや [URL]   ..2008/07/28(月) 17:53  No.129
  32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか—。食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。(帯より)

(まあ、「傑作」かどうかはここでは論議しません。私にとっては「柔らかな頬」を初めて読んだ時の、若い力が漲った文体がすべてのような気がするので…)

それにしても! よくもまあ、これだけ弱い「団塊の子ども」ばっかり集めたもんだと感心します。「団塊の子どもたち」の学校通過もとうに終わり(おかげで私も「子ども」相手の職を失うような出来事もあったが)、そんな連中が社会に出ていってどこで何をしているのか?と思っていたのだが、「トウキョウ島」にいたんですね。

まあ、どいつもこいつも、見事にくだらない「日本」の思い出。

状況説明をしますと、32人全員が一度に無人島漂着したのではありません。まず、清子夫婦が最初に漂着。五年後、沖縄の島のバイト先を脱走した一団が嵐にあって漂着。さらに、中国の島流し刑(?)の一団が到着となって、総勢32人。私が「どいつもこいつも」と言ってるのは、主に、この、バイト先脱走の男たちですね。

まあ、見事に他愛ない「日本」の男たちだこと… 桐野夏生の底意地の悪さ全開で、とっても楽しめました。久しぶりの日本発ロビンソネード。すごく、いい感触。


▼ 田村はまだか   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/04/21(月) 09:18  No.115
  朝倉かすみ、これで全国区ブレイク?(流行にうとい私みたいな人間でも新聞広告に釣られて読んでみたい…となり始めたのだから) 「肝、焼ける」、「ほかに誰がいる」、「そんなはずない」、「好かれようとしない」など、風変わりなタイトルが続く著者ですが、中でも「田村はまだか」は飛び抜けていますね。で、このフレーズが、小説ではピタッと嵌るんだから面白いもんです。

なにか、中島みゆきの東京デビュー時みたいな光景を思い出すんだが…


 
▼ タイム屋文庫  
  あらや [URL]   ..2008/07/21(月) 22:15  No.127
  「大事だから」
と、ようやくいった。柊子と視線を合わせてくる。黒い、ボタンみたいな目には、見憶えがあった。コートの一番うえのボタンみたいな目をした少女とすごした二十五日間は、柊子の胸に、いまもあざやかに残っている。柊子は夏子を抱きしめた。リスに、そうしてやりたかったように。
(朝倉かすみ「タイム屋文庫」)

オチをひとつばらしてしまった。ごめん。(「タイム屋」なもので…)

朝倉かすみさん、小樽の人だったんですね。「ハレルヤ食堂」まで出てきて、ちょっとぶっとびました。Deep in Otaru です。


▼ 家族の昭和   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/07/13(日) 22:44  No.126
   二〇〇八年は平成二十年ではない。昭和八十三年だ。あえてそういいたい昭和人である私は、一念を起こして、昭和戦前から昭和戦後へ、その家族像の推移を主題に据えて、小説、テレビドラマ、映画を読みこんでみた。みなおもしろかった。
 書きものであれ映像であれ、力量ある表現からは昭和のにおいがたちのぼり、知らぬ時代、片鱗のみ知る時代、どっぷりと体験した時代、どれも懐かしかった。
(関川夏央「家族の昭和」)

おー。



▼ うつうつひでお日記   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/07/13(日) 22:38  No.124
  なんか、某短大をリストラされて職探しの毎日だった時期とぴったり重なるので、身につまされるものがあった。「失踪日記」「逃亡日記」といっしょにさっさと読んでおけばよかった。(「失踪日記」の便乗本かと思っていたので…)

この本を図書館に寄贈してくれた方に感謝します。


 
▼ 赤色のワンピース  
  あらや [URL]   ..2008/07/13(日) 22:42  No.125
  「ジャックス」「早川義夫」の
CD聞く やっぱりジャックスの
「からっぽの世界」は最高
早川のCDでは「桜」
「赤色のワンピース」「いつか」が良
(吾妻ひでお「うつうつひでお日記」より)

吾妻ひでおのマンガで早川話題が出てくるなんて思っていなかったから、とてもびっくりした。そして、とてもうれしかった。どーみんスピリットの炸裂だ!(著作権の関係で、そのマンガのコマを引用できないのが残念)

ここで「早川のCD」といっているのは、早川義夫が二十数年の間をおいてふたたび音楽の世界に戻ってきた時の復帰第一作「この世で一番キレイなもの」。「桜」〜「赤色のワンピース」〜「いつか」というのは、そのCDのラスト3曲です。当時、私も発売その日に手に入れて針を落とし(というのは死語か…)ましたが、「サルビアの花」の再唱よりは、聴こえてきた「赤色のワンピース」の方にはるかにガーンとなったことを昨日のことのように思い出します。息が詰まりました。


▼ 左川ちか   [RES]
  あらや [URL]   ..2008/07/08(火) 04:15  No.123
  スワン社資料室HPも「七月」に模様替え。

原稿を書いていて、「左川ちか」だったか、「左川チカ」だったか、ちょっと不安になってヤフーで検索したら、こんなすごいサイトを見つけました。「全詩集」が読めるなんて、なんと素晴らしい!

左川ちか全詩集 http://soredemo.org/archives_sagawa1.html
捨遺詩篇 http://soredemo.org/archives_sagawa2.html









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