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読書会BBS

 
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▼ ヘヴン   [RES]
  あらや   ..2009/10/23(金) 10:52  No.179
  しるし

うれぱみん

しるしは、コジマの方にうつって行ったのか。かなわないことなのかもしれないが、いつか、コジマに再会できる日があることを思った。



▼ 熊になった少年   [RES]
  あらや   ..2009/10/07(水) 19:27  No.175
  うーん。普段フライドチキンみたいなジャンクフードで生きてる人間が、いきなり築地の料亭に呼ばれたような… もう、全く破綻の欠片(かけら)さえないような出来栄えの作品にたじろいでいます。でも、旨いものを一度口にしてしまった羆が、再び人里に近づくことを躊躇うことなど絶対にないように、私も躊躇わず「静かな大地」に進みました。読み終わったら、また書きますね。

 
▼ 静かな大地  
  あらや   ..2009/10/08(木) 21:38  No.176
  「築地の料亭」は、私の比喩の誤りでした。これは、ジェシー・リタ・カウンの家に正式に招かれた竹鶴というか…それほどの事態ですね。(「築地」こそ、一挿話にすぎない「松田」なんだとわかった)

骨格が「世界文学」なのだろう。志郎の娘・由良が綴る「三郎」の人生というのが、私には、女中ネリー・ディーンが語るヒースクリフとキャサリンお嬢様の物語に聴こえる。破綻がないのが今でも気にくわない時もあるが、そんな小さなこと言ったってしょうがないか。私の頭は完全にロックウッドになって、「三郎」や「エカリアン」の一挙手一投足に釘付け。いつもの、「小樽」とかなんとかいうものに拘る性癖をしばし捨てることができてすごく楽に読めた。いつまでも忘れていることはできない(それはバカということだから)とわかっているが、場合によっては、忘れたってかまわないものなんだということは深く認識した。

 
▼ トゥムンチ  
  あらや   ..2009/10/09(金) 08:05  No.177
  なるほど。それで、トゥムンチなのか…
昨夜は一晩中、思い出の地を飛びまわって(読み返して)いました。

 
▼ 淡路衆  
  あらや   ..2009/10/16(金) 09:15  No.178
  領土問題の解決 司馬小説糸口に (千歳市・会社員・61歳)
 先日成立した改正北方領土問題等解決促進特別措置法は、北方領土を「わが国固有の領土」と明記したことで、ロシア側の反発を強めることになってしまいました。
 最近は、北方領土問題が第2次大戦以後のことだというのさえ知らないロシアの若者も増えているといいます。これでは北方領土間題解決の日がくるのかどうかも怪しくなってきます。そこで、わたしの提案ですが、司馬遼太郎の歴史小説「菜の花の沖」のロシアでの出版を計画したらどうでしょうか。(後略)

 今年の8月、ビザなし交流をめぐって膠着状態が続いていた頃、北海道新聞の投書欄に載ったこの意見には、ほぉーっと思うものがありました。いいアイデアかもしれない。
 この、主人公・高田屋嘉兵衛も「菜の花」の島、淡路の出身者。「静かな大地」の三郎、志郎の兄弟が淡路からの移住者であるという設定にはなにかしらの意味が含まれているとは思うのだが、その「淡路衆」のニュアンスが今ひとつわからないのが、私の不勉強なところです。(もっと勉強が必要だ…)


▼ 羆撃ち・番外   [RES]
  あらや   ..2009/09/26(土) 13:26  No.173
   余市ヌッチ川奥で八月二七日、大川町番外地旧土人違星甚作(二七)が、一二〇貫の巨熊を射止めた。ヌッチ川上流カネタマ沢付近の耕地に屡々巨熊がでて、黍畑を荒すので八月二六日夜違星甚作は大膽にも、カネマタ沢に向い、二七日午前一時頃僅か四間の距離に近づき、咬殺されるのを覚悟で、銃砲一発放ち命中させトドメを刺す。一〇才以上の牡熊で皮は五畳敷に一杯となる。
(余市生活文化発達史/「一九〇八(明治四一)年 戊申」より)

違星甚作は違星北斗の父。北斗のことを調べていたわけではないのだけれど、たまたま余市図書館で本をめくっていたらこの記述に出会いました。それにしても、120貫というのは、かなりデカい。ここのところ「羆」本を集中的に読んでいますけれど、大きさで言えば、吉村昭の「羆嵐」レベルの大きさではないだろうか。

「熊の話をせよといふことであります…」 北斗の書いたものにも「羆」話題は随所に出てきますが、代表的なものを二つ。父・甚作も出てきます。

熊の話 http://www.swan2001.jp/oa338.html
熊と熊取の話 http://www.swan2001.jp/oa339.html


 
▼ 今朝の新聞  
  あらや   ..2009/09/29(火) 10:41  No.174
  ヒグマ 知床でテント襲う
【羅臼】 環境省釧路自然環境事務所は28日、根室管内羅臼町の知床半島先端部で25日に旅行者のテントがヒグマに襲われ、食料が奪われる被害があったとして、当分の間、知床岬方面のトレッキングを自粛するよう呼びかけた。
(北海道新聞 2009年9月29日)

出てきましたね。旅行者たちは知床岬まで往復している間の出来事らしく、命に別状がなかったのがなによりです。
今年は森も凶作らしく、冬眠用に食いだめするための木の実なども不作で、羆が人里近くまで降りてくる危険性が先週あたりから報じられています。
昨日も京極町のカシプニ川上流を車で走っていたんだけど、山奥では、さすがに怖くて車を降りて歩くことはできませんでした。しばらく止めた方がいいかもしれないな。


▼ 黄色い牙   [RES]
  あらや   ..2009/09/21(月) 10:41  No.171
  「黄色い牙」、よかった。これだけ、羆じゃなくて、内地(秋田)の月の輪熊話なのですが、けっこう、しんみり読んだよ。月の輪版「北の沢」物語といった趣さえある。

志茂田景樹
大学卒業後、保険調査員、寿司屋、週刊誌記者など20種以上の職を転々とし、創価学会員だった際には、池田大作「人間革命」のゴーストライターをさせられかけたこともある。1976年、「やっとこ探偵」で小説現代新人賞を受賞、プロデビューを果たす。1980年、国鉄職員だった父が北海道に赴任した際に聞いた話をもとに書き上げた大作、「黄色い牙」で直木賞を受賞。 (ウィキペディア)

ふーん。昔、派手な格好でテレビに出ていた姿しか知らないので、まさか、こんなきっちりした作品を書いていた人とは思わなかったな。(人間、見てくれじゃないのね…) 渡辺淳一の「花埋み」みたいなものか。いやー、よかった。


 
▼ 熊撃ち  
  あらや   ..2009/09/21(月) 10:43  No.172
  昭和四十五年から四十六年にかけて、私は月に一度北海道へ渡った。総合雑誌「月刊ペン」の依頼を受けて、熊撃ちの猟師やハンターを主人公にした短篇を毎月書くためであった。(吉村昭「熊撃ち」あとがき)

「月刊ペン」とは、これまた、ずいぶん懐かしい! 志茂田景樹が池田大作のゴーストをやっていたというのも初耳だったが、そんな折りに、「月刊ペン事件」話題が飛び出してくるというのも、なにか奇遇ですかね。

来年のスワン社資料室「四月の小樽」は、大「羆撃ち」大会になりそう…


▼ デンデラ   [RES]
  あらや   ..2009/09/01(火) 00:14  No.167
  「でんでら?」
「私達は、ここをそう呼んでいる。十八年前に私が『お山』に棄てられたとき、怖くて寒くてどうにもならなくて夜鴉に突かれていたけど、そのとき、今のあんたみたいに『デンデラ』の者らに助けられたのさ。同じ年に『お山』に入った八木ササカと曽我部ナキと日高ノコビも助けられた」
(佐藤友哉「デンデラ」)

なぜか、この頃、「羆」ブーム。それも「熊」じゃなくて、「羆」のラッシュ。朝から読み始めて、掃除〜洗濯〜買物の合間を縫って読みつなぎ、いやー、なかなかいい休日だった。もう一冊、「羆」本の予定があるのだけれど、それも当たりの予感がします。


 
▼ シャトゥーン  
  あらや   ..2009/09/11(金) 16:08  No.169
  昨日、札幌へ行く電車の中で「シャトゥーン ヒグマの森」(宝島社文庫)読了。
たしかに、「ギンコが、何度も何度も、執拗に襲ってくるシーン。おれは震えたね」(夢枕獏)ではあったが、先に「デンデラ」を読んでしまった身としては、そう手放しで褒めるわけにもいかない。やはり、七十を過ぎた老婆たちが羆に次々喰われて行く「デンデラ」の異常な想像力の飛び散り方の方が凄い。「シャトゥーン」は、羆の怖さに関する蘊蓄は凄いのだろうが、対峙する人間たちの書き込みはコンビニに並んでいる市販食品みたいな味付け(はっきりいえば、西村京太郎)で、「羆撃ち」「デンデラ」と続いた勢いで突っ込んでいった人間にはちょっと肩すかしでした。次、行こう。

 
▼ 羆嵐  
  あらや   ..2009/09/14(月) 12:14  No.170
  吉村昭の「羆嵐」を読み返す。銀四郎、久しぶり。肩すかしでふらついた身体をガシッと掴まれたような気分。何度読んでも「羆嵐」は興奮する。ここまで来たら、吉村昭の他の「羆」ものを読むのはもちろん、日本作家の「羆」ものは全部読んでみたいですね。


▼ 夕映えの羊蹄山   [RES]
  あらや   ..2009/09/03(木) 03:16  No.168
  選挙のあった日の勤め帰り、ふと羊蹄山を振り返るともの凄い夕焼け。これが出ると、北国の短い夏の終わりをしみじみと感じます。小樽の夕焼けは、天狗山や赤岩の向こう、オタモイの空に遠く広がっている感じなんだけれど、こっちのは、山がデカく間近に聳え立っているだけに、さらにその山より高い空が直に燃え上がっているような、なにか異常事態っぽい迫力がありますね。

そのものズバリみたいな本があります。本山悦恵さんの小説「夕映えの羊蹄山」。フォーユー出版、1996年の刊。地味な造りの本だけど、中に収められている短編「雪灯り」という作品が私は好きで、時々図書館から借りてきては読み返します。(今回も、カッコいい写真が撮れたのがうれしくて、つい読み返してしまった。変な時間に目が覚めてしまって、どうしようか…)

「雪灯り」は、小林多喜二「東倶知安行」と同じく、「キョウゴク線」の描写が出てくる点でもちょっと興味深いのですね。いつか、スワン社資料室の方でも扱ってみたいと思っています。









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