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直木賞作家の伊集院静さんが24日、肝内胆管がんのため亡くなった。 10月にガンが見つかった時はすでに全身に転移しており、余命1ヶ月診断されたそうで、それからは誰にも連絡せず、奥さんで元女優の篠ひろ子さんだけと一緒に過ごしたそうだ。
私は著者の作品が好きで最初に読んだのは確か海峡三部作(海峡、春雷、岬)だったと記憶している。以後、かなりの伊集院作品を読ませて貰ったがいずれも生きていくうえで示唆に富んだ作品が多かったように思う。これは弟さんを海で早く亡くしことが影響しているのかも知れない。
東日本大震災のとき、仙台の自宅が被災に遭いながらも奥さんが地元に何か寄付しなきゃと相談した時、名が知られいてるからとこそ、寄付はそっと出すものだと言ったということをお何かの本で読んだことがあった。これまでの作品を読んでいるとそういう気遣いをする人なんだなぁ〜ということは分かるような気がする。 同じくMLBの松井さんとも親交があり、彼も震災へ多額の寄付したときも同じようなアドバイスをしたということもあったらしい。私からみれば73歳はまだまだ若く、これから多くの作品を読ませて貰えると思っていたのに、とても残念でならない。 まだ読み切れてない作品を探して読もうと思う。―合掌―【20231128(火)】
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