| 8月11日より「人間像」第102号作業、開始です。先ほど、針田和明『食いたけりゃ食えや』をライブラリーにアップしたところ。針田さん、もの凄い。巻頭の『食いたけりゃ―』(126枚)に終わらず、巻尾には『阿片秘話(第二回)』が待っているんですからね。まさに、針田で始まり、針田で終わる第102号ではあります。
近頃、ようやく道内同人が動きだしたようである。この数年、道内同人の執筆者といえば千田三四郎と針田和明の二人だけだったが、やっと他の同人も動きを見せはじめた。針山和己は本号の「ひみつ」の他に『『京極文芸』に「敵機墜落事件」六十枚と「倶知安原野」五百枚に取り組んでいる。福島昭午は「父と子」をテーマに執筆を開始したし、金沢欣哉が久しく休んでいた「温泉ノート」を書いているという。また村上英治も長い間あたためていた「杉田玄白」の構想にかかったというから、作品化される日も近いようで、とにかく不振だった道内同人が動き出したことは一条の光明を見る思いですらある。 (第102号/同人消息)
また針山氏が「針山和己」に戻っちゃいましたね。『倶知安原野』というのは、ここに嵌まる作品だったのか。
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