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名古屋と神戸から晴れ女のはずのおふたりが揃った6月には大雨で、それでも八千穂高原を歩いてなんとかしのいだ。そのひと月後の昨日、ふたたびご両人が集結した。すると数日前までは雨だったはずの予報が前日までには好転したのは、かくてはならじとばかり、晴れ女の念力が効いたからであろう。
さて猛暑の地からやってきたとあっては目的はむろん避暑なのだから、涼しい山に行かねばならぬ。それでいて人が多くては閉口だ。ところがこちらは星ヶ塔で笹薮を漕ぐような山には当分は凝りている。
と、いろいろと検討して選んだのは持栗沢山であった。これに、いつもとは逆コースにして東側から歩いて達することにした。そうすると、ちょうど昼頃には頂上に到着するだろうという算段である。
登り口がすでに1600mを越えているのだから涼しい。しかし木陰が少ないので肌がじりじりと灼けるのがわかる。青空に夏雲湧いて、絵に描いたような高原の夏である。盛夏の八子ヶ峰の一角だもの、多少は人出があるかと思っていたが、結局、ひとりのハイカーも見かけなかった。
涼しさを味わったとはいえ、束の間のことでは、また猛暑の地元に帰るのが嫌になりますね。お疲れ様でした。
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