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今日は身体が空いたので、大泉に連泊中のNさん母娘と山歩きをご一緒することになった。
めったにない展望を楽しんだ三峰山の日から続いている好天も、そろそろ下り気味らしい。では展望は二の次にして、こんどは新緑を楽しもう。しかし休日で人出もあろうから、どこでもいいというわけにもいかない。そこで繰り出したのは金ヶ岳山麓であった。
この冬、展望を求めて、茅ヶ岳や金ヶ岳の伐採地めぐりをした。冬ならではの展望を楽しんだわけだが、なにせすばらしい広葉樹に覆われた山だもの、やはり新緑の時季にも歩きたい。
そこで冬に歩いた中から、近場の山とて、おとみ山にもご協力願い、車2台を使って、樹林歩きが楽しめそうなコースをアレンジしてみた。
出がけには南アルプスは雲の中だったので、これから下り坂だというなら、もう展望はいいかとあきらめていたのが、あにはからんや、美しい樹林歩きを経て飛び出した伐採地からは、八ヶ岳も南アルプスもすっかりお出ましになっているではないの。遠くにはうっすらと北アルプスまで見える始末。晴れ女神様にお願いした甲斐があったということか。
「これはラッキー、山が良く見えますよ」しかし、振り向くと、誰も山など眼中にない。なぜって、足元にワラビがニョキニョキ生えていたからである。
さもありなん。なかなかお目にかかれないような最上級のワラビがひしめいていたのであった。ひとしきり狩猟欲を満足させたのち、初めて山に目が行った。
「きれいねえ」うーん、やっぱり花より団子かな。ともあれ、たっぷり木々から生気をいただきました。
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