| 先日、道新が突然「滝錬太郎」の記事を載せて、その記事で滝氏が昨年三月にお亡くなりになっていたことを知りました。
滝錬太郎 多彩な美術家 東京の一等地、銀座4丁目父差点に立つ和光ビル屋上の時計塔は、言わずと知れた銀座のシンボルだ。だが時計の文字盤下の唐草模様をデザインしたのが、昨春78歳で死去した美術家の滝錬太郎だと知る人は少ない。 明治の1894年に完成した初代の時計塔が解体され、現在の2代目が登場したのは昭和初期の1932年。戦後の54年6月10日の「時の記念日」以降は「ウエストミンスター式チャイム」の音が毎定時に鳴り響き、銀座の風物詩となった。 滝は70年代前半の改修で活躍。現在の文字盤下の唐草模様4面を手掛けた。「最初のデザインを和光に見せたところ一発でOKをもらいました」とうれしそうに語っていたという。時計塔は2009年、国の「近代化産業遺産」にも認定された。 (中略) 北海道の自然を愛した滝は毎年、オホーツク管内遠軽町で陶芸教室を開き、町には多くの作品が屋外展示されている。滝がアトリエを構えた埼玉でギャラリー碌山を営む浅見洋子さんは「とても穏やかで物静かな芸術家でした。どの作品も力強く、よく見ると穏やかさが感じられる。そこが愛されたのでしょう」。 (後略) (北海道新聞 2021年7月5日夕刊)
私には遠軽町生田原にある『オホーツクの風』がひときわ美しい。
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